リハビリテーション

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機能訓練室について

当施設の機能訓練室は理学療法士7名、作業療法士5名、言語聴覚士3名の15名体制で、当施設で生活している利用者さんの生活の質(Quality of life;QOL)の改善を目的として、リハビリテーションを提供しています。
重度な障害を持つ方が生活をする当施設の特徴としては、重度な身体の変形や知的な障害に加え、身体を動かす機能や呼吸機能、手を使った活動や食べる機能が障害されている方が多くいらっしゃいます。毎日を過ごしていく中で、徐々に進行する身体の変形や、運動機能や呼吸機能の低下を予防するだけではなく、いつまでも元気に食べるための機能の維持や、工夫によってできることを増やす、他者とのコミュニケーションを図るなど、機能的な側面だけではない、包括的なリハビリテーションを実践しています。
私たちリハビリテーションスタッフは、閉鎖的になりがちな施設での生活を少しでも楽しく、快適に過ごせるよう、専門的な視点から支援を行っています。

各専門職種について

理学療法

理学療法
理学療法

利用者様全員が理学療法対象者で週1~2回の頻度で介入をしています。また、外来リハビリも行っています。
利用者様の理学療法は運動発達の促進、抗重力的な運動療法、関節可動域運動、ストレッチ、呼吸理学療法の他、 ポジショニング方法の検討や補装具に関連する業務を行っています。また、Goldsmith指数、側弯の間接的評価、車椅子乗車姿勢、臥位姿勢の写真撮影を定期的に計測しており、経年的な身体状況の評価を継続しています。

作業療法

作業療法は、食事や身辺動作、学習、遊び、休息などの日常のあらゆる活動に対して、身体機能や感覚、認知的な機能への直接的な支援に加え、 環境の設定や自助具の作製などを通して総合的に支援しています。
重度な障害をもつことで、様々な感覚面の悩みや困難さを抱える方が沢山いらっしゃいます。 そのような方々に対して、刺激の提示方法の工夫や、受け入れの良い姿勢・周辺環境の整備を行うことで、「気づく」ことを支援しています。 気づきを通じて、外界への注目や日々の楽しみを増やせるよう関わります。その他にも、身体の強い緊張や姿勢の崩れによって、 不快な状態が続いてしまう方には、心身ともにリラックスできる刺激や活動を提供し、安心してゆっくりと過ごすことも支援しています。
自分で活動が出来る方には、食事などの日常生活動作の他、ITを用いた活動、役割活動などに取り組み、生き生きと自分らしく過ごしてもらうために、 その人それぞれに適した活動を支援しています。

作業療法
作業療法
作業療法

言語聴覚療法

言語聴覚療法
言語聴覚療法

言語聴覚療法の支援内容は大きく2つ、「コミュニケーション」と「食事」です。入所されている方で、 言葉を使ってコミュニケーションを取れる方は数名ですが、身振り、手振り、表情や視線、また、僅かな身体の動きで気持ちを表現してくださっています。 様々な発信をしっかりと受け止め、相手にわかりやすい方法で返信することを大切にし、伝え合うことの楽しさを提供しています。 また、「食事」に関しては、安全に楽しく食事をすることを目標に、食形態の選定、食事姿勢、介助方法などを多職種と相談して支援しています。 食事は、栄養はもちろん、人間的な生活場面のひとつとして色々な可能性が広がる大切な行為です。 おいしい、楽しい、うれしいを共感できるような支援を目指しています。

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取り組んでいること

ポジショニング

ポジショニングとは姿勢をとること、姿勢を作ること、姿勢を調節することをいいます。
姿勢は目的があるから変化していくものであると考えています。
ポジショニングを行う目的は呼吸、循環、摂食、消化、排泄などの生命機能の維持、リラクセーション、精神運動発達の促し、余暇の充実など様々です。 みどりの里では日々の生活をより良くするための方法の一つとしてポジショニングについての知識を学び、実践しています。

ポジショニング
ポジショニング
ポジショニング

装具診

装具診
装具診

重度な障害によって、移動には車いすや体の形状に合わせた特殊なバギーが必要になることがあります。
当施設では、月に1回(第3木曜)に整形外科医、リハビリテーションスタッフ、作製を依頼する業者で相談し、 ひとりひとりの身体の状態に合わせた補装具(車椅子・座位保持装置・工房バギー・下肢装具など)の相談・作製・調整を行っています。 身体に合わせた形状の車椅子を利用することで、移動中も苦痛なく過ごしてもらえるよう取り組んでいます。
完成するまでの流れは
初診(書類作成)→申請(後見人にお願いしています)→支給券交付→作業開始→仮合わせ・仮使用→完成・納品となります。
初診から完成まで半年~1年くらいかかります。

感覚遊び

感覚遊び
感覚遊び

ベッド上や居室内で過ごすことが多い入所者の方は感覚的な刺激が少なくなりがちです。 そのため、毎週木曜日に作業療法室で「感覚遊び」を実施しています。2か月ごとに活動の種類を変え、様々な感覚を楽しんでもらえるよう行っています。 例えばいろいろな楽器を楽しむ「音楽活動」、色とりどりの風船が無数に飛び交う「風船遊び」、冷たくて気持ちのいい「スライム遊び」などがあります。
より多くの人が楽しんでもらえるよう自由参加形式で、参加者には最後に手形をとってもらうようお願いしています。活動ごとに異なる手形アートを作製し、廊下に飾ることで参加してくれた方々が自分の手形を探す楽しみとして利用させていただいています。

環境調整

環境調整
環境調整

ひとりひとりの障害特性や、発達的な段階に合わせた活動を提供できるように、活動内容の検討や環境の調整を行っています。
環境を整えることで、ストレスの緩和や、日常の生活の中では気付きにくいことに気づくことができたり、自発的に関わることができたりします。 例えばスヌーズレンの活動や、パソコンをスイッチ一つで動かせるようにしたり、スプーンを改造して自助具を作製したりします。
ご自身では発揮しにくい隠れてしまう能力を、環境を変えることで最大限発揮できるように支援をしています。

劇団みどり

感覚遊び
感覚遊び

複数名の利用者の方が中心となって、「劇団みどり」を結成しました。毎年劇団公演を行い、日々の練習の成果を発表する場を設けています。
毎年、様々な題目に対して、それぞれが持てる機能を最大限に活かすことで、1つのストーリーを作っていく過程はとても刺激的で、 発表に向けて取り組む姿は真剣そのものです。それぞれが異なる個性を持ち寄ることでできる、この世でたった一つの演目は、 観る人にとっても、非日常的な体験の1つとなっています。毎回の公演で60名以上の利用者の方と職員が鑑賞に駆けつけてくれています。

摂食機能訓練

環境調整
環境調整

実際の食事場面で、一人一人の食べ方に合わせた食事の形態であるか、食具であるかを確認し、美味しく安全に食べること目的に支援します。 また、自分で食べているという気持ちや姿勢になれるように、声掛けや身体の動きを介助しながら食べる練習を行います。 食事をする時に必要なお口の動き(口唇、顎、舌など)を介助し、それぞれの発達段階にあった介助方法を一緒に考えます。

外来リハビリテーション

脳性運動障害や発達障害のお子さんや、成人している方に、外来リハビリテーションを実施しています。 それぞれのニーズに合わせた専門的なリハビリテーション(理学療法、作業療法、言語聴覚療法)を行うことで、日常生活や学習、余暇活動の支援を行っています。 患者様は小樽市内及び近隣市町村から来ていただいており、それぞれの地域での活動の場(福祉施設・保育所・幼稚園・学校など)とも連携をとり実施しています。 お子さんは成長と共に、その時々に応じた課題が変化し続けていきます。外来リハビリテーションでの継続した支援を行うことで、 それぞれのライフステージに即した課題を解決するお手伝いをさせていただいています。

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